2014年08月01日
寂しいことですが、
30代後半になると女性ホルモンの分泌量が減ってきます。
常々、ヒトは身も心もホルモンに振り回されてるなぁ…
と感じていますが、
特に女性にとって女性ホルモンって本当〜に大切!
クリニックに通って頂いている40代後半〜50代前半の患者様の中には
あるときからピタッといらっしゃらなくなって、
1〜2年してから
「更年期障害がひどくて外に出れなくて
ここ来る気力もなくて…
やっと来れました」
とおっしゃる方が時々いらっしゃいます。
お話を伺っていると、
どんな症状よりも精神症状が辛そう。。。
気持ちの揺らぎ以外にも、
肌もカサついてシワが目立ち始めますし
ホットフラッシュや多汗、めまいが出たり、
身体中(肌、目、性器など)が乾燥します。
骨粗鬆症になり、
肥満傾向にもなって、
高血圧、高脂血症、動脈硬化、
脳卒中や心筋梗塞などなど
女性ホルモンが不足することで色々なエイジングサインが出てきます。
あぁ、恐ろしい!!
一方、
卵巣のご病気などで若い頃に卵巣を摘出されて、
女性ホルモン補充療法を受けている方は
見た目も中身もと〜っても若々しい!
でも、女性ホルモン補充療法には
乳がんや子宮がん、卵巣がんといったホルモン依存性がんのリスクや
血栓症が問題視されるので
気軽には受けられない…
そこで注目されるのが
女性ホルモンに構造が似ているイソフラボン♡
イソフラボンが含まれている大豆や納豆・豆乳をた〜っぷり食べて、
若々しさを保ちましょう!
と言いたい所ですが、残念ながら
イソフラボンから女性ホルモン様の働きをするエクオールに
変えて有効活用できる人は、
なんと2人に1人しかいません。
エクオールが産生されているかどうかは
腸内細菌で決まるのですが、
食生活の欧米化の影響で、
若い人では2割の人しか産生できないというデータも!
美容と健康のためにと大豆をいくら頑張って食べても、
エクオールが作られずに効果が得られていないなんて
ガッカリですね。
自分がエクオールを作れるかどうかは尿検査で分かります。
検査キット『ソイチェック』の詳しいお話はまた明日!
ちなみにソイチェックはこちらで購入頂けます。
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マグノリア皮膚科クリニック
医師、医学博士