顔や手の甲、腕、胸や背中などにできる黒っぽいいぼは「脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)」です。
紫外線による肌の老化が主な原因で、老人性いぼ・老人性疣贅(老人性ゆうぜい)とも呼ばれます。「老人性」と言っても早ければ20代から出現し、年齢とともに増加します。いぼの色は肌色〜黒褐色で、平らないぼから盛り上がったいぼまで様々です。
身体に急に老人性いぼが増えた場合は内臓疾患が隠れていることもありますので内科受診をお勧めします。
当病院ではいぼを蒸散(アブレーション)する炭酸ガスレーザーで老人性いぼを治療します。いぼ一つ数秒で取れます。黒っぽいいぼは色素に反応するタイプのレーザーで治療することも可能です。
- 1. 局所麻酔
- 極細の針で局所麻酔します。いぼの数が多い場合はクリーム麻酔を使用します。この場合、麻酔に30分必要です。
- 2. レーザーで蒸散
- 炭酸ガスレーザーでいぼを蒸散します。いぼ以外の組織を傷つけずに治療することができます。
- 3. 薬を塗布
- 傷の修復を促す薬を塗って、肌色で目立ちにくいテープを貼ります。テーピングは5日程度必要です。この処置で傷跡が格段に早くキレイに治ります。
- 4. 美白剤でアフターケア
- 3日後から医療用美白剤を外用します。
・小さないぼは治療当日から洗顔できます。
・いぼ治療部位以外のお化粧は治療当日から可能です。
・テープが外れた時点で少し赤みが残っています。これはお化粧で隠すことができます。赤みは1〜2ヵ月でほとんどなくなります。
・赤みが消えるまで、日焼けは避けて下さい。
*いぼ治療は患者様のご協力があって初めてきれいに仕上がります。アフターケアで仕上がりに大きな差が生まれます。
平らで黒っぽい老人性いぼは黒い色素に反応する光治療:フォトRFで治療することができます。フォトRFはテーピングが不要で、人に気づかれることなくいぼ治療できます。フォトRFは3〜5回程度の治療が必要です。
- 1. フォトRF照射
- 色素に反応するタイプの光(フォトRF)をいぼに照射します。いぼ以外の組織を傷つけず治療することができます。治療後はいぼの色がいったん濃くなり、その後少しずつ色が薄くなります。
- 2. 薬を塗布
- 炎症を抑える薬を塗ります。
- 3. 美白剤でアフターケア
- 3日後から医療用美白剤を外用します。いぼの色が徐々に薄くなります。アフターケアによって、傷の仕上がりに大きな差が出ます。