誰でも手のひらやわきに汗をかきますが、汗の量が特に多く、日常生活において支障をきたす状態が「多汗症」です。多汗症で悩んでいる方は実は多いのですが、自分が多汗症だとカミングアウトせずにひそかに悩んでいる方が多く、「自分だけが特殊な体質なのでは?」と悩みが更に深刻になっているケースを多く見受けます。多汗症でお悩みの方は是非1度ご相談下さい。
当院では様々な多汗症治療をご用意しています。(院長:池上)
多汗症は汗をどれだけかくから「多汗症」と診断されるわけではなく、汗が多くて困っているか、自覚症状があるか、という主観で多汗症と判断されます。
多汗症の方は、普段でも汗の量が多い傾向にありますが、特に緊張した時に汗の量が増えます。多汗症はわき(わき多汗症)、手掌(手掌多汗症)、足裏(足蹠多汗症)など、人により多汗症の症状の強い場所が異なります。
多汗症は人口の0.5%程度という報告がありますが、実際は多汗症の方はもう少し多いと思われます。年齢を重ねると多汗症の症状が軽くなり、老人では多汗症で悩む方は少ないようです。
多汗症には次のような種類があります
多汗症症状は、緊張したときに強くなる傾向があります。緊張することで交感神経の働きが強くなり、その影響で汗が出るのです。緊張していない時でも、交感神経が興奮したときは汗が出ることがあります。例えば、朝目覚めた途端に多汗症症状が出る事もあります。多汗症の方が必ずしも人よりも緊張しやすいとか神経質という訳ではありません。
多汗症の原因となるエクリン腺は、唇と外陰部以外の全身に存在していて(手掌や足裏にも!)、ニオイの無いさらさらした汗を分泌します。多汗症はエクリン腺からの汗が多い状態です。
エクリン腺は皮膚の非常に浅い部分に分布しており、手術でエクリン腺を完全に取り出すことは非常に困難です。そのため、手術はわきが(主にアポクリン腺が原因)には有効ですが、多汗症は手術を受けたけれどあまり良くならなかった、と言う方も多くいます。
一方、多汗症ボトックス治療は、ボトックスが化学的にエクリン腺からの発汗を抑えます。こうした理由で、多汗症の手術を受けて効果に満足ゆかなかったけれど、ボトックス注射で多汗症が改善したという方が多いのです。