ボトックスの副作用

ボトックスは、正しく使えばとても効果的で安全です

  • ボツリヌス菌は食中毒を起こす菌として知られていますが、ボトックスは、ボツリヌス菌そのものではありません。ボツリヌス菌毒素であるA型ボツリヌス毒素です。食中毒を起こすボツリヌス毒素の量は3万単位程度と大量です。一方、美容に使用される量は、2.5〜100単位と少量であり、中毒をおこす心配はまずありません。
  • ボトックスは眼瞼けいれんや片側顔面けいれん、痙性斜頚の治療薬として、厚生労働省の認可を受けている安全な医薬品です。アメリカではボトックスはしわ治療法としてFDA(米国食品医薬品局:日本の厚労省にあたる)の認可を受けています。ボトックスの安全性は多くの臨床例で実証されています。
  • ボトックスは注射した直径1cm程度に作用します。治療部位以外の筋肉が動きにくくなるといった心配は通常ありません。ただ、打つ部位や量によっては、表情が変わったり、不自然な表情になることがあるため、ボトックス注射はデザイン(ボトックスを注射する場所や量)がとても大切です。
 
 

ボトックスの副反応

ボトックスには次のような副反応があります

  • ボトックス治療後に針の跡が点状に残ることがありますが、通常は2〜3日で改善し、お化粧で隠せる程度です。
  • ボトックス治療時に注射針が毛細血管を傷つけてしまった場合、内出血が起こります。これは2週間程度でなくなります。
  • 額のボトックスの数時間後に頭痛が生じることがまれにあります。痛みは数時間で治まります。
  • ボトックス治療後すぐに横になったりマッサージを行なうと、ボトックスが周囲に拡散してデザイン通りに仕上がらないことがあります。ボトックス治療後4時間は、横になったりマッサージをしないで下さい。
  • 顔にボトックス注射をすると、多少眉が上がる、目が大きくなるなど、表情に変化が現れることがあります。眉が上がると、顔全体がリフトアップされ、若返った印象を与えるため、わざと眉を上げるデザインでボトックス注射をすることもあります。眉が上がりすぎた場合は補正が可能です。
  • ボトックスに対しアレルギー反応が起こる可能性がありますが、他の医薬品に比べてアレルギーが起きやすいということはありません。万が一、アレルギー反応が起こった場合は、医薬品を用いて対処します。
 

ボトックスの耐性について

ボトックス注射を受けた後、ボトックスに対して「耐性」ができ、次にボトックスを注射しても効かなくなることがまれにあります。
耐性とは、ボトックス(A型ボツリヌス毒素)に対して抗体ができて、再びボトックスが注射されると抗体がボトックスを異物として攻撃するために、ボトックスが効かなくなってしまう現象です。

1997年以前のボトックスでは、注射後に3〜10%と高率で耐性ができていました。最近のボトックス(アラガン社製ボトックス)は改善され、繰り返しボトックス注射をしても耐性ができることはほとんどありません。当院では、特に純度が高く信頼の高いアラガン製のボトックスのみを使用します。ご安心下さい。

 

 
   
マグノリア皮膚科クリニック
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